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開運日とは?その種類とご利益

人は時間と共に

人は良かれ悪しかれ、時間とともに生きていかざるを得ません。もちろん、人によっては「縛られている」と表現する場合もありますが、生きていく以上、少しでもポジティブに前向きに進んでいくべきではないでしょうか。

 

ポジティブ

では、ポジティブでいられるために、どのように過ごしていったらよいのでしょうか。気の持ちよう、と言われてしまえばその通りとしか、申し上げようがないのですが、家族あり、仕事あり、人間関係ありといった中で、何もなしで前向きだけでいられる、というのはなかなか難しいことかもしれません。

 

開運日

開運日という言葉をご存知でしょうか。私たちが生きている「日」には様々な暦法により様々な役割が割り振られています。

大安吉日

天赦日

一粒万倍日

寅の日

巳の日

己巳の日

などがあります。その役割に基づいて行動していけば、ポジティブに過ごせるのではないでしょうか。これから順番にご説明差し上げます。

 

大安吉日

大安吉日とは、中国の伝統的な暦法である干支暦や陰陽五行思想に基づいて吉凶や縁起を判断する際に使われる言葉です。大安は干支暦の日柱(日にちを表す要素)の一つであり、一般的には吉祥な日とされています。吉日の中でも特に良い日とされており、結婚式や開業などの大切な行事を行う日として選ばれることがあります。

 

天赦日

天赦日は、日本の陰陽道や神道において重要な日の一つです。天赦日は、干支暦や陰陽五行思想に基づいて、神聖な意味を持つ吉凶を判断する日のことを指します。

一般的には、天罡星と武曲星が重なる日が天赦日とされています。これは干支暦の日柱が天罡星の方位に当たる日であり、神聖な力が働くとされています。天赦日は、罪や穢れを祓い、神聖な行事や祭りを行うのに適した日とされています。

 

一粒万倍日

「一粒万倍日」も、日本の陰陽道や神道において吉凶や縁起を判断する際に用いられる概念の一つです。この言葉は、特定の日が吉祥であり、その日に行った行動や祈願が大いに実るとされることを意味しています。

 

願い事を叶える日

具体的には、一粒万倍日は干支暦や陰陽五行思想に基づいて計算されます。日柱(日にちを表す要素)や干支の組み合わせによって、その日が一粒万倍日とされるかどうかが判断されます。一般的には、特に縁起の良いことや願い事を叶えるために選ばれる日とされています。

 

寅の日、巳の日

寅の日、巳の日は十二支に割り振られた日を意味します。おのおの意味もご利益もありますが、まずは十二支からご説明差し上げます。

 

十二支

十二支とは、中国や日本などで用いられる伝統的な暦法の一部であり、年や日付を表すために用いられる十二の動物記号を指します。子、丑、寅、卯、龍、巳、午、未、申、酉、犬、亥と続く記号のことです。

 

暦の表現方法

これらの十二支は、暦を表現するものとして扱われますが、年を表すだけでなく、時刻や月、日を表すものとしても使われています。1年が12ヶ月、1日が12時間✖️2とされているのはこのためです。日にも十二支が割り振られており、子、丑、寅、卯、龍、巳、午、未、申、酉、犬、亥それぞれの日があり、12日に一度回ってきます。

 

判断するために

干支暦は陰陽五行思想や天文学的な考え方に基づいており、吉凶や縁起を判断するために用いられています。ネットどころか、情報そのものを集めることが困難であった太古の時代に、なにかを始めたり、行動したりする規範として使われていたと言われています。

 

現代でも

もちろん、現代でも重用している方はたくさんいらっしゃいます。中でもよく取り上げられるのが以下のふたつです。

 

寅の日

寅は虎を意味します。虎の黄金色模様は金の象徴、すなわち金運を招く「金運招来日」であると言われています。寅の日はお金のことだけではなく、

・旅行

・宝くじを買う

・新しい財布

・高い買い物をする

などによいとされています。

 

巳の日

巳は蛇を意味します。蛇は神様の使い、五穀豊穣を意味し、金運をもたらす存在であると信じられており、抜け殻を財布に入れておくとお金が貯まる。と、珍重される場合もあります。また蛇は知恵や再生、変革などの象徴とされています。したがって

・神社への参拝

・転職

などにご利益があると言われています。

 

己巳の日

暦には十二支の他に十干というものもあります。生まれ年で丙午、甲子などと言われるものです。これは60回に一度回ってくる、よりレアな日なのでとくに運がよいと言われています。なかでも己巳の日(きのとみ)は先に記した

・神社への参拝

・転職

の他に、

・御朱印をいただく

・絵を描く

などにご利益があると言われています。

 

まとめ

開運日は、これを守れば常にポジティブでいられる、というわけではないですが、古来よりの知恵の詰まった暦法によって割り振られたものなので、一概に否定は出来ません。ぜひお試しください。